トレンドフォローの押し目買い、戻り売りに勝る手法はあるか?否、ない
photo credit: surfing 4/6/2013 via photopin (license)
タイトルは私の偏見に満ちた個人的な意見です。
あなたが自分でしっくりきていて、なおかつ安定して勝ち続けられているトレード手法があるのであればあなたにとってはそれが一番良い手法です。間違いなく。
私も誰かにボリンジャーバンドがどうたらでRSIがー・・・なんて言われても今更聞き入れようとはしないでしょうから。
これ以外の手法を否定しているわけではありませんのでご安心ください。
ま、こういうやり方もあるんだな、程度に見てあげてください。
まずは、トレーダーにとってイロハの「イ」であるダウ理論から復習しましょう。
といってもダウ理論の基本法則を全て唱える必要はありません。
正直重要なのは一つだけです(少なくとも私の手法においては)。
「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」
です。
どういうことでしょうか?
つまりは
トレンドは終了するまで継続する。
ということです。
何を当たり前のこと言ってるんだ?と思うかもしれませんが、実はこれ非常に重要なことです。
「トレンドは終わるまで終わらない」んです。
わけがわからないですか?
つまり「そろそろ下げ続けてるから一服するだろう」とか「コレは反発しそうだぞ!」と思って天井や底を取れる確率など非常に低いのです。だって"続いてる"から"トレンド"なんだもん。
そういう値ごろ感で持ったポジションは大抵担がれます。そして、そのポジションが損切りされることによってさらにトレンドは続くのですね。
私たちは宝くじのようにFXで夢を買ってるわけではないですよね。
もしそうなら指標だけ参加すればよろしい。あれには夢がある。
ではトレンドについていくことにしましょう。だってその方が優位性が高いんだから。
でもどうやってトレンドを知ればいいのでしょうか?
そもそもトレンドってなんだ?
上昇トレンドは安値と高値が切り上げている値動き
下降トレンドは安値と高値が切り下げている値動き
ここでいう安値と高値、というのはチャートの波における安値と高値です。
直近高値を上に抜けただけが上昇トレンドではありません
直近高値に届かず落ちてきたからといって下降トレンドではありません。
このことは今後書くつもりでいるストップの位置に大きく影響してくる重要なことです。
結局チャート見た方が早い。
EUR/USD(日足)
USD/JPY(日足)
どうでしょう
ファンダメンタルズ分析、移動平均線の向き、ボリンジャーバンド、MACD、トレンドがどの方向に、きちんと出ているかどうかを知る方法は人それぞれです。自分に合ったものを探しましょ。探すだけなら資金減らないしね。
とりあえず、それぞれのチャートを見る限りユーロドルは安値と高値が切り下げ、反対にドル円は安値と高値を切り上げていますね。
その程度でも結構。
ということで、ドル円は日足で上昇トレンドが出てることが分かりました。
「上昇トレンドならロングだ!まだまだ上がるってダウ理論で言ってたぞ!」
松岡◯造「はい!天井ロング掴んだ!今掴んだよ!」
経験ありますよねぇ。
上がると思ってロングしたらちょうどその位置で落ちていった。
ダメだーと思って損切ったら再び上がってきた。戻ってくるのなら損切らなきゃよかった・・・。
いいえ、違います。
損切らなければ助かってたことを悔やむよりも落ちたところでロングしていれば1pipsでも2pipsでも多く取れたことを悔やむべきです。
相場はある程度波を繰り返して上昇、下降していきます。
上がりっぱなし、下がりっぱなしの相場なんてありません。
もちろん時間軸によっては連続陽線や連続陰線も多々ありますが、それでも短い足で見れば上がったり下がったりしながら動いています。
そこで狙うのが「押し目買い」、「戻り売り」です
下がってきたところで買い、上がってきたところを売る。
それが押し目買い、戻り売りってやつです。
ま、出来る限り優位性の高い場所でエントリーしましょうってこった。
じゃ、「どこが押し目なのよ?」「どこが戻りなのよ?」って話になってくるわけですが。
それは次回に書くことにします。長いと書くのも読むのも疲れるし。
※書きました
「どうして勝てる手法を教えるんだ?ゼロサムの世界なんだから自分だけ得すればいいじゃん!」
ってな声がどこからともなく聞こえてきそうです。たしかにおっしゃる通り、ごもっとも。
ただ、やり方を知っていることとそれを実行することはわけが違います。
私が手法を公開したところでこれをきちんとその通り出来る人は少ないと思います。
ここに書いていくものは断じて必勝法ではありません。ただの優位性のあるルールです。
手法がなんであれルールは守られて初めてルールなんです。
正直どこでSしようとどこでLしようとどこで利食いしようとどこで損切りしようといつ歌おうと構わないですよ。ルールが守られているのであれば。
あとはそのルールの優位性を高めるだけです。
たったそれだけです。
と、まぁ結局この記事も自分に言い聞かせてるのだけどね。