押し目買いと戻り売りでエントリーするための聖杯はコレだ!
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そんなものはありません。
聖杯なんてないよ。紙コップくらいならあるかもしれない。
聖杯はない。そこから始めましょう。
ま、聖杯などいらんよ。紙コップで十分。水が飲めりゃなんでも良い。
トレンドフォローの押し目買い、戻り売りに勝る手法はあるか?否、ない - 100年後も勝っているためのFX
さてこれが前回の記事。今回はその続きを書いていきます。
結局押し目や戻りがどこなのか、って話です。
押し目買いや戻り売りをしようとするとこの問題に必ずぶつかります。
「押し目 深さ」「戻り売り いつ」なんていうワードで検索しては確実なエントリー位置を探す旅に出るんですね。
結論から言えば「そんなの好きにすればいいよ」って話なんですが、それじゃ身も蓋もないので考えていきましょう。
USD/JPY(日足)
2013/11/7時点で下から入ってきた三角保ち合いを上に抜けているのがわかります。
この場合考えるべきは押し目買いです。ショートの選択肢は1ミリもありません。
もちろん押し目を狙うわけですから抜けた時点でのロングは持ちません。
勢い良く上に抜けた後一度落ちてきていますがCがサポートになっているのが分かります。
ここで初めてロングのエントリーです。
実はエントリーでまず初めに考えるべきことはどの位置にリスクを取るか、です。
「ここで確実に反発するからエントリー」でも、「これだけ儲かるからエントリー」でもないんです。「このエントリーでどれだけの損失なら許容できるか」、なんですね。
その後、損失と期待出来る利益が見合ったものかを考えます。
つまり結局は押し目の深さやどこまでが戻りか、なんていうのは追い求める必要がないんですよ。
Cのサポートでエントリーする場合、私ならストップをDより少し下の辺りに置きます。
もちろん押しが深くてDよりも下に行く可能性は十分に考えられますがそこで確実に切ります。
かと言ってその時点でのショートの選択肢はありません。再度Cのラインを上に抜いてくれば同様にロングを持ちます。
Dを割ったからといって決してトレンドが転換しているわけではないからです。
ではなぜDまでなら損失を出しても良いのでしょうか?
ダウトレンドでは安値と高値の切り上げが上昇トレンドです。
つまり、トレンドフォローの場合、直近高値である青いラインを上に抜くことが前提なのでそこまでの値幅は確実に取ることを考えるのです。
これでようやく大体青のラインと赤のラインのリスクリワードが1:1くらいになりますよね。
リスクリワードが1:1というのは正直良いものではありません。が、トレンドは転換するよりも続く可能性の方が遥かに高いことと、青いラインは抜かれていくということを前提に考えると単純な期待値で計ることはできないリスクリワードです。
つまり青ラインを抜くまではストップを上方向にずらすことはしませんし、同値撤退など以ての外です。
「同値に戻ってきた」=「トレンドが崩れた」ではないことは明確ですよね。
赤ラインを下に割るか、青ラインを抜くかをただただ見てるだけです。
EUR/USD、日足のレンジをブレイクか? - 100年後も勝っているためのFX
この記事で1.1095まで利食いやストップトレールを行わない、と考えている理由も同じことです。
私の場合実際にエントリーするときはさらに細かい足でタイミングを取っていきます。
ボリンジャーバンドでもRSIでもMACDでもSMAでもEMAでも何でもよいよ。
自分は水平線やトレンドライン、フィボナッチを使うことが多いですが、そんなの好みの問題でしょうから。
さて、その結果ですが
USD/JPY(日足)
逆張りなんかするもんじゃないってのがよく分かりますよね。
さらに言えば青いラインが次のサポートになり、新規の押し目買いが入っていることも確認出来ますね。
トレンドは思っているよりも続くんです。
ちなみに三角保ち合いの下限でロングを持っても構わないです
その場合ストップはBより少し下に置きます。理由はもう分かりますね。
デモでも1000通貨でもいいので「意外とトレンドは続く」とかリスクの取り方の感覚を覚えることは大切です。
デモや1000通貨だとメンタルが違う!っていう人は多々います。
もちろんそれは否定しませんが、デモや小額lotすら勝てない人はそもそも実際に減っていく資産を見ながら冷静にトレードすることなどできません。
私たちがするべきことは安定して、継続して、これから先もトータルで勝つためのFXですから、「これならいける!」「この手法は大丈夫だ」という自信がつくまであえて資産を減らす必要はないと思います。
デモだと笑われるから、そんな恥ずかしいことはやめますか?
私なら笑い返してやりますけどね