【3月23日】止まらないドルインデックス。材料無ければドル売りは続く可能性大。 - 昨日の相場
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ドルインデックスの下落は継続しています。
頑にドル売りを拒んできた私ですが先々週と比べやはり相場観はかわっています。
これが短期のものであるか、長期のものであるかはまだ分かりませんが確実に空気はかわっています。
GBP/USD
GBP/USD(日足)
ポンドドルはまだ上値が重い方でレンジ圏内からは外れていませんが「半値戻し」で押し目買いが入っているところを見るとレンジを形成する気はないようです。
レンジ狙いで中途半端にショートを持つのは危険だと思います。
かと言ってロングを持つほどにはトレンドが出ていないので様子見です。
EUR/USD
EUR/USD(4時間足)
上値の重いポンドドルに比べユーロドルなどは4時間足で見るとダウ上昇トレンドが発生してると言っても問題ないほど上昇しています。
短期で入るなら確実にショートよりロングの方が安全な形です。
後はヒゲを埋めにいくかどうかです。が、埋めにいってもなんの不思議も無いチャートです。。
とりあえずこの状態でのユーロドルではショートの選択肢など微塵もありません。本当に危険です。
USD/JPY
USD/JPY(日足)
ドル円はまだ底堅いですが私には限界が近いように思えます。
オレンジのトレンドラインはすぐにでも割れるんじゃないでしょうか。それが中期の下落に繋がるかは分かりませんが。
日経平均は2万円台を確実に乗せられる勢いがありますが、為替とは完全に切り離された状態です。
仮に私がロングするとすれば上の画像の赤いラインのどれかです。(ちなみに一番上122円台でロングする場合というのは確実に上に抜いた後の押し目を待ちます。)
下は最低でも115円台まで降りてくるまで待ちたいです。
状況がかわってはきていますが、「ドル売りするのはまだ怖い」という考えは正直あります。
ここで素直にドルを売れる人こそが長期トレンドで天底を取れる可能性はあってもまだ慌てる時間ではないと思っています。
これだけ長く続いたドル買い相場で「ドルを売る」ということに対する抵抗感は確実に育ちました。
う〜ん、困りました。
こういう時にどうすればいいのか、ですが。
私はまだ直接的にドルを売るのではなくクロス円で円を売る方法が良いのではないかな、と思います。
これは私が相場が不安定な時によく取る方法です。
ドルの売られ方を見比べてみると色んな通貨ペアに比べてドル円が底堅いのは明白です。
もちろん元々ドル円はボラリティが低い通貨ペアということもありますが各ペアが500pips以上戻している中ドル円はたった200pips弱です。
つまり、どれだけ対円でドルが売られていようがクロス円では同じだけ円が売られているということになります。
各通貨ペアともにクロス円とドルストの動きはほぼ正相関で「意味ないんじゃないの?」と思うかも知れませんが円の弱さを今一度思い出すべきです。
ドルは売られはじめてまだ日が浅いですが円は何日もずっと売られてきたのですから。
ドル円の底堅さを利用してドルインデックスの下落に備える、というのは選択肢の一つにあっても良いと思います。
昨晩ユーロ円のペアで130円台のユーロをほんの少し買ってみましたが、利益の伸び方は安定しているように感じます。逆張り、という感じは全くありません。
今週は再度ドルを買う材料が出ない限り、ドルストを見つつ円を売るタイミングを見ていこうと思っています。
已然トレンド転換をした、とまでは考えていません。
ま、考えてみればトレンド転換をしたかどうかは振り返ってみなければ分からないわけです。
しかし、今までのようにドルだけ買ってればいいという話ではなくなっていることは確実です。
トレンドが出るまでは無理のないポジションサイズでのトレード、相場観を養うための時間にする方が良いと思います。
そうすれば何年か後のトレンド転換に狼狽しなくてすむのです。
私たちは間違いなくこれから先も勝っていく必要があるのです。
今はまだ勝負の時ではありません。
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