100年先も勝つためのFX

外国為替取引に関する備忘録

私がFXに手を出したきっかけとそこから学んだこと

 

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photo credit: We Have Ignition via photopin (license)

 

あんまりブログがトレーダーの方達(自分を含め)に対する説教くさくなってもアレなので私の話を。

私が投機に手を出すことになったきっかけとそこから学んだことを雑記というカテゴリーで書いてみようと思います。

 

 

そもそも私自身、投機や投資に特別興味はなく、むしろリスクの高いお金を減らすだけのもの。お金持ちがするもの、という考えでした。

ある日、私の友人がFXで200万円の含み損をかかえたことを話してくれたんです。

結果的にその200万円は損切りされることになったのですが、私にとっては衝撃でした。

(ちなみに海外口座のハイレバで値ごろ感の逆張りというこれ以上にないポジションでした)

 

で、私はその話を聞いた時「へぇ〜200万も勝てるんだ」と思ったんです。

 

「はぁ?」って感じですよね。

「200万負けるなんて怖いものだなぁ・・・。」じゃなくて友人が負けている裏では200万勝ってる人もいる、ということを考えたわけです。

今思うとなぜそこまでやたらポジティブな考え方をしたのか理解出来ませんが、とにかくそう思ったのです。結果的にその阿呆らしい考え方が良かったのですが。

 

基本的に投機、投資を始める人というのは

「1日1時間でも100万も稼げるんだよ〜」だったり「10万円が1億に!」

みたいなポジティブな情報から入っていく方が多いと思います。

だってそうじゃないと手を出そうと思いませんから。

「1日1時間で1万負けるよ〜」とか「10万円が0円に!」とかそういう情報ならそもそもやってみようだなんて思いません。

つまり裏側で同じだけ負けてる人のことをあまり気にしないんです。最初は。

で、実際には勝てなくて「話と違う!」ってなるんですよね。

そして自分が思っている以上に落胆するのだ。

 

私の場合「200万負けた人がいる」っていう情報から、あえてポジティブに「200万勝てる人もいる」という考え方をしました。

しかし、実際目の前にいるのは負けている人なわけですからそれから目を背けることは出来なかったんですね。

それはもうデモで検証しまくりました。聖杯探しの旅には幾度となく出ましたし、移動平均線の値は毎日1ずつ動かして統計をとったり(今思うと馬鹿げていますが)、もうチャートはあらゆるラインでぐちゃぐちゃになって5pips動くだけで次の抵抗が出現したり・・・。

結局1年間とちょっとの間は毎日デモだけで取引し続けたと思います。

(GMOのデモツールを使っていたのだが1ヶ月で新しく登録する必要があって面倒だった・・・)

その後、口座を開きリアルマネーで始めるときも最初の何ヶ月かは1000通貨でやっていました。

そのくらい慎重だったんです。それでも負けましたけどね。

 

その後トレンドフォローの押し目買い戻り売り、ルールを徹底することに力を注ぐことで少しずつ勝てるようになっていくのですが、それでも脳裏には200万円負けた友人のことがチラついてました。

そのくらい衝撃だったんです。

 

今思うとその衝撃が良かったのかな、と。

 

 

投機を始めてから別の友人に

「上司に株をやってる人がいて教えてくれるって言ってるんだけどやってみても大丈夫かな?」と相談されたことがあります。

「そんなの自分で考えろ!」と心の中では思いましたが、私は、

「その上司の人が株で資産をゼロにもマイナスにもできることをきちんと説明してくれる人なら教えてもらうといいかもよ。」

とアドバイスしました。

私はリスクをひた隠しにする人の話など聞くだけ無駄だと考えています。

リスクがあるという前提で勝つ、ということが投機の世界ですから。

 

新しく何かを始める時ってのは負の情報から入る方が都合がいいと思うんですね。

FXに限らず、どんなものでも。疑ってかかるくらいがちょうどいいんです。

嫌いだったアーティストを小さなきっかけで突然好きになるような、そんな感じです。

だから自分にとって不都合な、目を背けたくなるような情報も意外に役に立つもんですよ。

 

私事でしたが読んでくれてありがとう。

 

 

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