「トレンドの力」に負けないエントリー方向とストップの置き方を考える
さて、トレンドに対してのポジションの取り方を今一度おさらいしてみましょう。
普段何気なくしているポジションの取り方が実は「危険な方法」だったりします。
そして、その多くは「負けている人がついやってしまいがちなこと」なのです。
GBP/USD(1時間足)
さて、このようなチャートを見たときに、あなたはどの方向にポジションを持ち、どこにストップを置きたくなるでしょうか?
GBP/USD(1時間足)
多くの人がとりがちなポジションの方向とストップの位置はこうです。(赤いラインがストップの位置、矢印がポジションの方向)
なぜか?
なぜなら、こういうポジションは単純明快でわかりやすいからです。
「今更売れないし、リバってきた」という考えの方向。
同時に、「安値を更新してしまうとまだまだいくだろう」という考えのストップ。
「底だったらラッキー」というおまけ付き。
だって誰が見たってそうなのだから!だって!だって!
このような、頭をあまり使わなくても取れるポジションというのはとても危険です。
負けている人にだって簡単にできてしまう考え方だからです。
少しだけやり方を複雑にしてみましょう。ほんのちょっとだけ。
USD/GBP(1時間足)
私ならこのチャートを見たときに、迷わずこのようにストップの位置とポジションをとります。(実際のストップの位置は、もうすこし余裕を持ちます。詳しくは「で、「損切りのタイミング」って一体いつなの?って話 - 100年先も勝つためのFX」
の記事をご覧ください。)
「前回の安値を更新し、高値を更新できていない」という考えの方向。
「高値を更新すると下降トレンドが崩れる可能性がある」という考えのストップです。
「トレンドは継続する可能性が高い」というおまけ付き。
さっきよりも少しだけ複雑です。
そして、さっきとはまるっきり逆のポジションであることがわかります。
しかしこれが驚くほどうまくいくのです。
GBP/USD(1時間足)
結果はこうなりました。(ちなみに1メモリで20pipsほどです)
さて、次はどうすればよいでしょうか?
GBP/USD(1時間足)
私は迷わずこうです。理由は同じです。
もはや下がるようにしか見えないのです。だって、ずっとそうやってきたのだから。
GBP/USD(1時間足)
「いつも同じように負ける」という人がいる一方で、裏を返せば「いつも同じように勝つことができる」人がいます。。
つまり、それだけ相場というのはシンプルな動きをしているものなのです。
それはもう思った以上に。
しかしシンプルだからこそ、ほんの少しだけ複雑に考えてみるべきです。
動かすのは自分の大切なお金なのです。
以上、ポジションの取り方のおさらいでした。
一度デモで試してみるといいかも。
一緒に読んでほしい記事