【4月3日】 雇用統計、2013年12月以来の低い数字。サプライズはどう響く? 【4月 第2週】 - 昨日の相場と来週の展望
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雇用統計は予想が24万5000人の増加だったのに対して結果は12万6000人となりました。
これには少しびっくりです。悪い、とかいう程度を超えています。
もちろん寒波の影響等もあるように思いますが、こんな数字で利上げ出来るの?って感じです。
ただ、数字は悪いですがこれがドル売りに繋がるのかはまだ分かりません。
結構な数字にしては値幅はどの通貨も100pipsほどでした。
もう少し動いてもいいかと思っていましたが、イースター休暇のせいでしょうか。
昨日の記事でユーロドルは雇用統計の数字が悪くドルが売られたのち、再度1.06を目指すというシナリオと見ている旨を書いていましたが、現時点でのチャートはユーロドル1.11台、ドル円は117円台を目指してもおかしくない形となっています。
USD/JPY
雇用統計の結果をうけてドルは売られる展開となりました。
ポジションは減らしていて正解だったようです。運が良かったのです。
まだストップ注文にはかかっていませんが、終値の形を見るかぎり来週は手動で切ることになると思います。
119円で抵抗され下へいくようなら118.30からの短期上昇トレンドの根拠は確実に崩れます。
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USD/JPY(1時間足)
長い足で高値が切り下がっていることを考えればA、B、C方向への下落の方が自然です。
このまま115円台を目指してもまったくおかしくありません。
EUR/USD
こちらもドル売りになりました。まだユーロショート決済後に持ったユーロ円のロングはホールドしたままです。
ユーロ円のロングの含み益が100pipsを超えたのでポジションを決済せずに、ホールドしたままユーロドルを1.10ショートしました。
これは両建てというよりは見ている時間軸の違いで持っているポジションです。
1時間足レベルでの上昇トレンドが崩れた場合はユーロ円が決済されますし、日足レベルでの下降トレンドが崩れた場合ユーロドルは決済されます。
レンジの可能性がある場合はこういうことをよくします。
ユーロ円ロングの担保があるからこそ高値でショートを入れられていますが、ポジションを持っていない状態であればまだショートはまだ持たない場所です。
短い足で下降トレンドを描きはじめてからでも遅くはありません。
少なくともユーロドルは1.09を下回ってからのショートの方が安全だと思います。
EUR/USD(1時間足)
形だけで言うならA方向にいく可能性の方は高いです。
下から三本目の赤いライン、1.090ではほぼ確実に押し目買いが発生すると思います。(なんなら私もこの場所でユーロ円を買い増すことを考えています。損切りはBと書いてあるあたりに置けるのでリスクリワードが極めて良いからです。)
上の記事でも書いているように下へいきたいなら、1.105あたりのラインは守られる”べき”ものです。
長いスパンでは下降トレンドですがここを上抜けするとなるとよほど強いドル売りです。
B方向に動いた場合はレンジ継続という感じでしょうか。
まだパリティへ一直線、という感じはしません。
ただ、レンジを継続するなら1.10台でもっと勢い良く売りが入っても良かったと思います。
イースター休暇ということもあってか分かりませんが、昨晩は1.10台をうろうろしすぎていたように感じました。
EUR/USD(4時間足)
さらに長い足で見た場合も一番下の赤いラインが安値切り上げとなっているのが不気味です。
仮に一番上の赤いラインを抜かれた場合は矢印のような形で上を目指すことになると思います。
レンジを狙ってのショートもいいですが、上下の赤いラインを割るか抜けるかしてからの押し目、戻りを待っても構わないと思います。
多くのアナリストは1.07 - 1.10のレンジという見方をしているようです。
私もそうなる可能性は高いように思ってはいますが、上抜けするパターンも十分視野に入れてトレードしたいところです。
休暇あけで欧州勢やニューヨークがこの結果やチャートの形をどう見るかです。
ユーロドルは1.10が「絶好の売り場」と見られるか、「ドル独歩高の限界」と見られるか。
重要な局面なので来週は少し楽しみです。
今週もおつかれさまでした。