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【3月25日】調整終了か継続か。各通貨ペアが死守すべきラインは? - 昨日の相場

 

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photo credit: Philip & Adilric - 16 via photopin (license)

 

あいもかわらずドル売りは継続していますが、同じだけドル買いもされているように感じます。

この辺りはドル円やユーロドル、ドルインデックスともにかなり重要なラインでの攻防になっています。

ここで今一度各通貨ペアが守るべきラインをおさらいしておこうと思います。

 

EUR/USD

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EUR/USD(日足)

 

ユーロドルの重要なラインは赤色のラインです。

この上には多くのストップ注文が並んでいるのでのせてくるようなら確実に狙われます。

ただ、週足レベルのメイントレンドは下降方向ですから1.10台は売り場として使われているように思えます。

短期は上昇トレンドではありますが、ここから先を買いで追うのはまだ危険だという見方をしています。

 

USD/JPY

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USD/JPY(日足)

 

ドル円の重要ラインは119-119.20です。

が、円単体で見ればクロス円の影響もあり割れたところでそこまで大したことはないんじゃないんでしょうか。

しかし、最近はドルインデックスとの正相関が見られるので仮に割れた場合は色んな通貨でドル売りがされている、という判断に使えます。

トレードはしませんが一応気にはしています。

 

GBP/USD

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GBP/USD(日足)

 

ポンドドルで重要なのは赤い上下のラインです。

再三にわたって言っていますが、やはり「ドルを買うならポンド」です。

たくさんの通貨でショートカバーによる短期トレンドが発生している中、唯一と言ってもいいくらいにレンジを保っています。

それだけポンド売りと拮抗している状態であるということです。

上ヒゲのオレンジ線を突破してくるようなら対ポンドですらドルを買うのは危険、という感じで見ています。

 

 

これらのラインから考えること

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DXY(1時間足)

 

ドルインデックスが赤いラインで耐えているのも上のような防衛ラインが重なっているからにすぎません。

なので仮にあるとすれば、ドル円119円割れ、ユーロドル1.10のストップ狩り、ポンドドルのレンジ崩壊(これは微妙だが)は同時になるのではないかなーといった感じです。

ドル売りが止まらないのであれば、それらを引き金にドルインデックスも96を割るというシナリオで見ています。

 

ただ、ドル売りに材料がなくショートカバーだけでそれらに達した場合はストップを狩っただけでドル買いに戻るような気もします。

なぜそう思うかですが、現在ユーロドルが下値を追えないことやドル円の上値が重い原因はドルロング方向のポジションが溜まりすぎていることが大きな理由の一つです。

そのせいで手仕舞いのドル売りの方が優勢な状態なのですね。

しかし、ストップを巻き込んで大きくドル売りが行われた場合、それだけ溜まっていたドルロングポジションが少なくなった、ということなのでそれ以上のショートカバーには新規のドル売りが必要になってきます。

材料の無い状態でドル売りの新規ポジションを持つ理由はありませんので、それがショートカバー終了の合図になるのではないかと踏んでいます。

なのでドルインデックスが赤いラインを抜けたとしてもその時点でドル売りに飛びつくのはまだ時期尚早であるように思います。

 

とりあえずは目安ですが分かりやすい重要なラインはこんな感じです。

追っていくかは別としてこれらを崩壊させるくらいであるなら、よほど強いドル売りがされている、という感じで見ていいのではないでしょうか。

 

とりあえず今週はまだ様子見です。

 

 

 

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