【3月9日】ドル円は底堅いが、ドル高は短期の調整局面に - 昨日の相場
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ドルストレートの通貨ペアは一時ドル安に偏りましたが、ドルは継続して買われています。
しかし、利上げに向けもう少し過熱感があってもいいと思っていた矢先のことなので市場参加者がドル売りを警戒し始めているのかなと思っています。
USD/JPY
ドル円は他のドルストレートよりも底堅い印象です。
株安の影響もそこまで受けずにサポートである120.60を割ること無く121円台に何度ものせています。(もはや121円になんのありがたみもなくなってしまった・・・)
一応保有しているポジションは122-124円まで見ています。
GBP/USD
ポンドドルショートのIFD-OCOは1.5072に入れていたものが刺さっていました。
今日はなかなかチャートを見ることが出来なかったのですが、夜確認したところ思った以上に戻りが深いようです。
これは先ほど気付いたことですが、昨日の書いた記事である
【3月 第2週】ドル高、利上げに向けもう一段進む? 戻り売り狙うはポンドドル? - 来週の展望 - 100年先も勝つためのFX
内において私はポンドドルのチャートの日足の始値と終値に対してフィボナッチを引いています。
しかし、多くの通貨ペアで実際に効いているのは雇用統計からのフィボナッチですね。これは凡ミスです。
GBP/USD(4時間足)
チャートを見る限り、実際に効いているラインは50%である1.5120、76.4%である1.5065(本来ならここで売るべきだった)のようです。
こういうことがあるので記事をあまり信用しすぎないでください。
こちらも雇用統計からの半値戻しである1.5120で二回抑えられてますが、ユーロドルほど戻してこないのは気にはなります。時間差で戻してきてくれるといいのですがね。
逆指値は1.5130に置いています。切られてしまえば仕方がないですが少し厳しいかもしれません。
EUR/USD
EUR/USD(1時間足)
こちらも同じく今日は一時ドル安に大きく傾いていました。
1.09のオプションバリアを狙いにきているような動きがあったようですが、ポンドドルと同じく雇用統計からの半値戻し1.09で抑えられています。
ドル円が底堅いことや上値の重さからドル売りについて心配する必要は無いと思います。
今のところの反発はあまり気にはしていません。1.09台に明確に乗せてくるようなら少し考えるくらいです。
AUD/USD
オージードルも方向性は出ているのですがドル安に振れました。
【3月2日】やはりドルは強し、ユーロは弱し。じゃ、オージーってどうなの? - 昨日の相場 - 100年先も勝つためのFX
上の記事で書いた通り、オレンジ色の線まで戻ってきていたので少し売り増しました。
AUD/USD(4時間足)
しかし、下げ渋っている感じはヒシヒシと伝わってきますね。
このまま豪州の目標レートである0.75まで辿り着くと良いですが、正直どうなるか分かりません。
いや、今までも分かったことはないのだけれど。
ダウやドルインデックスは落ちていますがやはり利上げ警戒でしょう。
為替の方はまだドル買いで大丈夫だと思います。むしろ株式から為替に流れ込んでくるのではないでしょうか。今のところはまだ楽観的でいます。
が、そろそろドル高トレンドの終わりを考え始めても良い頃かもしれません。
とりあえず利上げ発表がドル高の一服、あるいは転換になるのではないでしょうか?
パリティを目指してユーロドルを売ってはいますが利上げに関してはかなり織り込んだ状態なので、場合によっては「事実売り」での手仕舞いをしても良いと思っています。
QEもあることからもちろん全てのポジションを手仕舞わずパリティを目指してみようとは思いますが。
その考えもあって今月のFOMCにはかなり注目しています。
アメリカの債務上限問題ですがこちらはあまり気にしていません。
これに関してはCBOも10~11月頃までは問題ないとしているので今回も何事も無く終わると思います。
むしろ引き上げられなかった際の影響は凄まじいものになると思うのでそういうサプライズは誰も望んでいないでしょう。(共和党を含め)