【4月 第3週】来週の注目はポンド。対ドル、対ユーロともに重要な局面。 - 来週の展望
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それを見据えての欧州通貨売りだったのかもしれませんが、私は据え置きだと思います。
下降トレンドに拍車をかけるようなことはあっても、大きな影響は受けないと考えています。
USD/JPY
USD/JPY(日足)
ドル円ですが、日足を見るとまだまだ上がっていくように思います。
赤色の丸部分が押し目のようになっています。
一目均衡表、雲の薄い部分を割りにこなかったということは本格的な円買いになっているわけではないと思っています。
現在は短期でクロス円の影響を受けているにすぎず、上がらないからと言って特にショートする場面ではありません。
現在保有しているドル円ロングのターゲットはとりあえず124円です。
来週も欧州主導でドル円の上値は重たいままと見ています。
無理にトレードする相場ではありません。
EUR/USD
EUR/USD(4時間足)
ユーロドルはとりあえずこんな形で見ています。
私の考える理想の形にすぎませんが、このように動けば奇麗なチャートになるなーという感じです。
抜けるところは抜けたのでここから1.10に戻るよりも年初来安値を抜く方が容易であると思います。
保有している1.10のショートが伸びればそれで良いのですが、売り増したいので1.07台までは戻ってきてほしいと思っています。
来週は指標として小売も控えているので仮にドルに対してのネガティブな数字なら絶好の売り場になるように思います。
損失を確定したい人や新規にドルを買いたい人はまだまだ多いはずです。
下値を追っていくよりもそういう売り場を待つ方が賢明です。
戻り待ちに戻り無しなら売らなくて良し!という感じです。
GBP/USD
来週注目しているのはどちらかというとユーロよりもポンドです。
GBP/USD(月足)
4月を入ってまだ間もないですが、月足はすでに上ヒゲの陰線となっています。
先週の終値はギリギリ年初来安値で止まってるようにも見えますが、3月の下ヒゲを埋めにいっているところを見るとまだまだ下がるように思います。
ここから下は1.40までめぼしい支持線はありません。
さて、現時点でポンド、ユーロともに欧州の通貨が売られていることになります。
ここから下値を追っていくのであればどちらを売るべきなのかという話になってきます。
ここでユーロポンドのペアを見てみます。
実は多くの通貨ペアでドルが買われている中、ユーロポンドも重要な局面を迎えています。
上のチャート、赤いサポートが割れてしまうと、俗にいわれているダブルトップのような形になります。
高値できっちりと抑えられているところを見るとユーロ売りの方が激しいということが分かります。
とりあえずここが割れるようならユーロを積極的に売るべきだと思っています。
ユーロポンドが年初来安値を割りにくるようであればユーロドルも同様に影響を受けるからです。
1ヵ月に及ぶ調整でその分、下を割りやすくなっているということもあります。
逆に言えば割れないようであればポンド売りはここから入ってもまだまだ間に合うと考えています。
来週は欧州の通貨に注目です。
多くの通貨でドルの買い場を探される週になると思っています。
【4月10日】ドル買いも、クロスの影響でドル円は上値の重い展開。 - 昨日の相場
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FOMCから着実にドルは買われています。
ユーロドルは1.06台を割ってきました。
ただ、多くの通貨でドルが買われている中、クロス円の影響を受けているドル円は伸び悩んでいます。
USD/JPY
USD/JPY(15分足)
昨日の時点では青いラインをサポートとして赤色矢印方向へ伸びていく感じで見ていたのですがそうはいきませんでした。
クロス円では多くの通貨で円買いとなっていることがドル円の上値を重くしている原因の一つだと思います。
120円は割れなかったのでまだ慌てなくて良いと思っています。
下げる気があるなら120円のストップをつけにいかないことは考えにくいので。
DXY(4時間足)
全体的な相場の流れはドル買いです。
このことは上のチャート、ドルインデックスから判断することができます。
このまま上昇しないとしても98.50あたりは押し目になります。
そのときにユーロドルがちょうど1.0712あたりなので売り増すチャンスになると私は見ています。
そこまで戻るかは分かりませんが何が起こるかは分かりません。
EUR/USD
こちらはしっかりと下がっています。
ユーロは量的緩和中ということもあり、対円、対ポンドでも売られている現時点でもっとも弱いと言って良い通貨です。
あまり言うことはありません。
弱い通貨強い通貨を知るためにおすすめな記事
GBP/USD
GBP/USD(4時間足)
ポンドドルは年初来安値を更新しました。
欧州通貨の弱さが際立っていますね。
とりあえずは上がっても売り叩かれる展開になると思います。
月足を見る限りは1.40あたりまでは下落してもおかしくないです。
主要通貨はとりあえずこんな感じです。
ドル円に関してはボラリティも少ないのでストップを広くとれるポジションサイズでのトレードが良いと思います。
来週の動きについてはまた明日書きたいと思います。
今週もおつかれさまでした。
【4月9日】ドルインデックス一時99まで回復。ユーロドル、ようやく1.06台へ。 - 昨日の相場
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多くの通貨でドルが買われ、ドルインデックスは99まで戻しました。
トレンドラインを抜けていたということもあり、とくに驚きはありません。
今日は週末ということや、昨晩の段階でかなりドルが買われたのでダラダラと小動きで終わりそうです。
間違ってもドル安方向に振れるということはまずないと思っています。
USD/JPY
日経の数字は気がかりですがそれでも堅調です。
目安としていた120.50を抜きましたのでさきほど買い増しました。
クロス円との兼ね合いもあり上値は重い状態です。
ドル円はあまり急いで買わなければいけない印象はありません。
大きな足での押し目を待つ方が良い感じです。
チャートの形からは再度119.50につけるよりも121円の方がいきやすいと思います。
この状態から119.50まで下落するとちょっと様子見です。そうなるとよくわからなくなります。
EUR/USD
3/20以来の1.06台をつけました。
もう少しはやくつけても良かったと思います。
上の記事で書いている私のシナリオどおりの展開になっています。すごい!
いや、運が良かっただけです。自慢したかったのです。
1.07を割るとめぼしいサポートがないので1.046までいってもおかしくないのですが、どこかで戻りは発生すると思います。
とりあえずは上がってきたら売り増しして良い形です。
1.08台まで戻ってくるようならレンジは継続ですが、そこまで辿り着くためにはかなりの量のレジスタンスをぶち抜いていく必要があります。
ドル売りの材料がない状態なので戻っても1.0712あたりではないでしょうか。
仮に1.0712に戻るようなら私はそこで売り増します。
DXY
DXY(1時間足)
ドルインデックスはもう一度100を目指す形です。
かなり強い勢いでの上昇で、俗にいうダブルボトムのような感じになっています。
ドル売りに参加するのはドルインデックスが96を明確に割ってからで良いと思います。
とりあえずはこんな感じです。
ダラダラとドル買いトレンドが継続し、時々出てくるドル高懸念材料がドルの買い場となっていく見込みです。
今週はこれ以上特に大きな動きはしないと思っています。
【4月8日】FOMC議事録公表でドル反発。利上げは年後半の見通し。 - 昨日の相場
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昨晩はFOMC議事録が公表されました。
ほぼ織り込んでいたこともあり、あまり動かなかったと思いますが、6月の利上げには慎重派が多数なことをうけて米株式が反発、ドルが買われる展開になりました。
やはりまだ「ドルは売るには早い」のです。
EUR/USD・DXY
左:DXY 右:EUR/USD(4時間足)
ユーロドルとドルインデックスはともにトレンドラインを抜けました。
昨日の記事で書いた翌日なのでタイミングが良かったです。
セオリー通りであればこのままドルは買われていくと思います。
ドルを売りたいのならこのラインが3度も反発したのち破られるということはあまり良いことではありません。
このままユーロドルなら1.06台、ドル円は121円台を目指したいところです。
とりあえずは、なにかネガティブな材料が出たとしてもドルの買い場にされると思います。ドルショートのポジションも溜まっていますし、ドルを買いたい人は多いと思います。
ドル円ショート、ユーロドルロングの選択肢はありません。
一つ注意する点があるとすれば日経先物がもうすぐ2万円台をつけることです。
ここから先は利益確定売りが出ると思うので、ドル円の上値が重くなる可能性があることをある程度考慮した方が良いと思います。
【4月7日】ドルインデックスが三角保ち合いを形成中。ユーロドルの動向はそれ次第。 - 昨日の相場
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今夜はFOMC議事録公表ですが内容はほぼ織り込んでいると考えています。
出たとしてもドル高懸念、利上げ時期後退くらいのように思えます。
それがどう相場に影響するかはわかりませんが、既に分かりきっていることなので影響は少ないのではないでしょうか。
USD/JPY
昨晩のドル円は押し目も与えずに上昇していましたが、本日の日銀で失望売りとなりました。
クロス円の影響もかなり受けているようであまり取引するのに良い印象はありません。
買うなら120.50を抜けてから、という考えは変わっていません。
EUR/USD
DXY(1時間足)
ドルインデックスを見てみると上値切り下げの三角です。
とりあえずはこの中で上下に振られていくことになりますが、相当なドル売り材料が出てこないかぎり下には抜けないと考えてます。
EUR/USD(1時間足)
ユーロドルはドルインデックスとのほぼ完全な逆相関が見てとれるので今は量的緩和中ということよりもドルとしての価値が重視されていると考えた方が良いかも知れません。
TLで止まって上昇しているのは分かりますが、上を目指しているという感じはまだあまりしません。
仕掛け側に1.10を突破するメリットがあるかというと微妙なので私は下抜けの方があると考えています。
安全なトレードをするなら三角のどちらへ抜けていくかを待った方が良いと思います。
抜けた側に中期でのトレンドは出ると思います。
【4月6日】多くの通貨ペアで雇用統計は全戻し。サプライズはなかったことに。 - 昨日の相場
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衝撃的な雇用統計の結果はイースター休暇明けの人たちにとってめでたく?ドルの買い場となったみたいです。
USD/JPY
明日の日銀に向けた円売りドル買いが発生したのでしょうか。
118円を割ってもおかしくないと思っていたので読みは外れました。
おかげでドル円の買いは損切られずに済みましたが少し複雑な心境です。
もちろんドルはまだ売れませんが、チャートだけで言えばショートするであろう形だったからです。
上昇の形は強いですが買い増しは120.50を超えてからです。
EUR/USD(EUR/JPY)
ユーロドルもとりあえずはレンジを選択したようです。
と言ってもまだ下値が切り上げているので1.09を割るまでのショートは危険です。
欧州勢が休暇中でなければ1.105のストップを狙いにいっていたように思います。
幸か不幸かそうはなりませんでした。
EUR/USD(4時間足)
早朝に1.09近くまで降りたようですが、一体何があったのかは分からないです。
ニュースやアナリストが相場の動きを「米国債利回り」を理由にしている場合は「特段理由が見つからないのだな」と思った方がいいです。
そういう場合は投機的な仕掛けであることが多いです。
前回の記事でも書いているように1.09は押し目だと思っていたので、ユーロ円の追加ロングをちょうど同じあたりの支持線である130.40でIFD-OCO注文をしていたのですが約定していませんでした。
よほど素早い動きだったのでしょうか。
動きは読めていたのにかなり残念です。まぁ、こういうこともあります。
こうなるとユーロドルのショートが伸びてくれることを願います。落ちろ落ちろー。
やはりドル円が強いだけあってユーロ円はユーロドルよりもはやく戻しています。
私が何度もドルはまだ売れないけど円なら売れる、としている理由はここにあります。
明日は日銀も控えているので注意はするべきですが。
今持っているのはドル円の買い、ユーロ円の買い、ユーロドルの売りです。
ユーロ円は短い時間軸の買いなので130.30あたりを下回ったら利益確定でいいかなと考えています。
現時点ではドル円の買い以外全ての含み益がいい感じに伸びているのであまりポジションを増やそうとは思っていません。
また、ドル円も雇用統計前にポジションサイズを減らした状態なのでよほど大きな下落がない限りは楽観的です。
DXY(4時間足)
ドルインデックスはまだ同じところで耐えています。
高値は切り下げているので割れてもおかしくはないですが、何度も反発していると徐々に支持線は徐々に強くなっていきます。
少なくともここが割れるまでは本格的なドル売りとはならないと思います。
96を割ったら試しにドルを売ってみようと思っています。
【4月3日】 雇用統計、2013年12月以来の低い数字。サプライズはどう響く? 【4月 第2週】 - 昨日の相場と来週の展望
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雇用統計は予想が24万5000人の増加だったのに対して結果は12万6000人となりました。
これには少しびっくりです。悪い、とかいう程度を超えています。
もちろん寒波の影響等もあるように思いますが、こんな数字で利上げ出来るの?って感じです。
ただ、数字は悪いですがこれがドル売りに繋がるのかはまだ分かりません。
結構な数字にしては値幅はどの通貨も100pipsほどでした。
もう少し動いてもいいかと思っていましたが、イースター休暇のせいでしょうか。
昨日の記事でユーロドルは雇用統計の数字が悪くドルが売られたのち、再度1.06を目指すというシナリオと見ている旨を書いていましたが、現時点でのチャートはユーロドル1.11台、ドル円は117円台を目指してもおかしくない形となっています。
USD/JPY
雇用統計の結果をうけてドルは売られる展開となりました。
ポジションは減らしていて正解だったようです。運が良かったのです。
まだストップ注文にはかかっていませんが、終値の形を見るかぎり来週は手動で切ることになると思います。
119円で抵抗され下へいくようなら118.30からの短期上昇トレンドの根拠は確実に崩れます。
損切り位置についての関連記事はこちら
USD/JPY(1時間足)
長い足で高値が切り下がっていることを考えればA、B、C方向への下落の方が自然です。
このまま115円台を目指してもまったくおかしくありません。
EUR/USD
こちらもドル売りになりました。まだユーロショート決済後に持ったユーロ円のロングはホールドしたままです。
ユーロ円のロングの含み益が100pipsを超えたのでポジションを決済せずに、ホールドしたままユーロドルを1.10ショートしました。
これは両建てというよりは見ている時間軸の違いで持っているポジションです。
1時間足レベルでの上昇トレンドが崩れた場合はユーロ円が決済されますし、日足レベルでの下降トレンドが崩れた場合ユーロドルは決済されます。
レンジの可能性がある場合はこういうことをよくします。
ユーロ円ロングの担保があるからこそ高値でショートを入れられていますが、ポジションを持っていない状態であればまだショートはまだ持たない場所です。
短い足で下降トレンドを描きはじめてからでも遅くはありません。
少なくともユーロドルは1.09を下回ってからのショートの方が安全だと思います。
EUR/USD(1時間足)
形だけで言うならA方向にいく可能性の方は高いです。
下から三本目の赤いライン、1.090ではほぼ確実に押し目買いが発生すると思います。(なんなら私もこの場所でユーロ円を買い増すことを考えています。損切りはBと書いてあるあたりに置けるのでリスクリワードが極めて良いからです。)
上の記事でも書いているように下へいきたいなら、1.105あたりのラインは守られる”べき”ものです。
長いスパンでは下降トレンドですがここを上抜けするとなるとよほど強いドル売りです。
B方向に動いた場合はレンジ継続という感じでしょうか。
まだパリティへ一直線、という感じはしません。
ただ、レンジを継続するなら1.10台でもっと勢い良く売りが入っても良かったと思います。
イースター休暇ということもあってか分かりませんが、昨晩は1.10台をうろうろしすぎていたように感じました。
EUR/USD(4時間足)
さらに長い足で見た場合も一番下の赤いラインが安値切り上げとなっているのが不気味です。
仮に一番上の赤いラインを抜かれた場合は矢印のような形で上を目指すことになると思います。
レンジを狙ってのショートもいいですが、上下の赤いラインを割るか抜けるかしてからの押し目、戻りを待っても構わないと思います。
多くのアナリストは1.07 - 1.10のレンジという見方をしているようです。
私もそうなる可能性は高いように思ってはいますが、上抜けするパターンも十分視野に入れてトレードしたいところです。
休暇あけで欧州勢やニューヨークがこの結果やチャートの形をどう見るかです。
ユーロドルは1.10が「絶好の売り場」と見られるか、「ドル独歩高の限界」と見られるか。
重要な局面なので来週は少し楽しみです。
今週もおつかれさまでした。